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弁護士紹介

弁護士 西村 良明

プロボノ活動

大阪弁護士会綱紀委員会委員

大阪弁護士会市民窓口担当委員

社会活動

大阪家庭裁判所(本庁)家事調停委員

プロボノエッセイ

調停協会

市民相談窓口

一言

弁護士は、依頼者のために、各種の紛争解決に携わるわけですが、私は、紛争解決の要諦を「納得」だと考えています。紛争解決のための手段としては、話し合い(交渉)から始まり、調停、裁判といった方法があります。裁判になっても「判決」に至るのは4割ほどであり、裁判上の和解や、裁判外の和解に基づく訴えの取り下げなどで終了する場合が多いのです。交通事故や証券紛争など、特殊な解決方法が用意されている場合もありますが、やはり「話し合い」が重視されるようです。言い換えると、「判決」や「審判」、「裁決(裁定)」といった、他人の判断で紛争が解決することはそれほど多くはなく、「当事者の合意」による紛争解決が圧倒的に多いと言えます。そして、合意を形成するには「納得」が必要になります。「判決」でも、勝訴すれば納得はされるでしょう。しかし敗訴した場合でも、これ以上争えなくなれば納得せざるを得ないという意味では「納得」が問題になります。判決に対する納得も含めて、弁護士は、依頼者の納得を得るために活動していると言っても過言ではないと思います。

では、納得を得るためにはどうすれば良いか、ということになります。これが、一筋縄ではいきません。人が全て合理的思考に従って行動するものなら、「紛争の合理的な解決方法の理論化」も、可能なように思えてきます。私たち弁護士が学んできた法律もそういった理論化(基準)のひとつ(判決なら、唯一の基準)です。しかし、個々人に当て嵌めた場合、「そうでなければならない」とまではなかなか言えないことも多いのです。裁判になった後も、和解(納得)による解決が図られるのも、そのためだと思います。

紛争の解決が、「事実」を放り込みさえすれば、真偽を間違いなく判断して、当事者の納得する「解決」がぽんと出てくるような性質のものなら、弁護士は不要です。解決=納得なら、紛争を解決するのは、当事者自身なのです。当事者自身がより良い納得に至れるように、個々的な事案に即して、ともに知恵を絞るのが弁護士で、だからこそやりがいもあるのだと思っています。

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